メルマガ家元教場 vol.8「ハロウィンのいけばな」 担当:西 晃宏先生
10月のメルマガ家元教場のテーマは「ハロウィンのいけばな」です。
ハロウィンはアイルランド発祥のお祭りですが、すっかり日本でも仮装やお菓子交換などをして親しまれるイベントとなりました。
今回は、ハロウィンをテーマにした色彩豊かな作品が多く寄せられました。
ご応募いただいた作品のうち3作品を担当の西先生により選抜、ご指導いただきました。
「ハロウィンのいけばな」
「ハロウィンおいで」 terukokashiwazaki様
西先生のコメント
ハロウィンといえばオレンジ色をイメージされる方が多いと思いますが、あえてオレンジを使用せずに作成した点が渋さを演出していて良かったです。
仮装の雰囲気のような、すすきがおいでおいでと言っているような、ユニークな様子を感じられました。
ちらっと見えるブルー系に着色した蓮がかっこよく、敷物の茶色が危うい怪しげな雰囲気を出しています。金色の蓮はアクセントとして引き立っていて良いです。
「Happy Halloween」 岸本登紀子様
今では虫喰い葉に想像を膨らませて楽しむ大きな子供。
西先生のコメント
怪しげな雰囲気を蓮の裏面で表していますね。
この枯蓮は意識して表情を作ったのでしょうか。面白い発想です。
カボチャの緑色が引き立っています。
緑の蓮の表葉を取り除いて枯蓮の茎を誇張して見せても、
ハナナスの実がアクセントになっていて全体がまとまっていました。
「ハロウィンの愉快な仲間たち」 村上 主水様
西先生のコメント
ならぶかたちの一番楽しいパターンではないでしょうか。
バンクシアがオバケっぽく、口にも目にも見えるような表情としてとらえられ、誰も思いつかないアイディアですね。バンクシアの花材の良さが活かされており、発想に脱帽しました。
ハロウィンパーティーそのもので、コウモリが飛んでいる様子がならぶかたちとマッチしていて楽しそうです。
総評
全体的に賑やかで明るい色を使用した、楽しい雰囲気の作品と渋い雰囲気の作品と両極端のイメージの作品で、みなさんの面白い発想が良かったです。
思考を凝らしてハロウィンの様子を表現していて、それぞれ個性豊かなアイディアでいけられたのではないでしょうか。作品に深みがありいけばなの可能性を感じられました。
それぞれのハロウィンに対する思いを拝見いたしました。

選ばれた「ハロウィンのいけばな」の作品たち、いかがでしたでしょうか。
10月31日がハロウィン当日ですので、仮装やお菓子交換の他にいけばな作品も飾って楽しんでくださいね!
来月号のメルマガ家元教場では「秋の花材のいけばな」をテーマに作品を募集いたします。
指導担当は小原流研究院教授の横東宏和先生です。
作品が選ばれた方には「小原流特製ランチトートバッグ」をプレゼントいたします!
皆様の作品を心よりお待ちしております。
応募方法
次の情報をメールに記載の上、作品データを1枚(できるだけ高画質のもの)、小原流マーケティング課までお送りください。ご応募いただた中から3作品を掲載させていただきます。
・現在の小原流の所持資格
・会員番号
・氏名(ペンネームでも構いません)
・作品タイトル
・作品について100字程度の紹介文
送信先:小原流マーケティング課 [email protected]
※当選者の発表はメールマガジンの配信をもって代えさせていただきます。
プレゼントのお知らせ
特製ランチトートバッグプレゼント!
「メルマガ家元教場」に掲載された3名の方には、「小原流特製ランチトートバッグ」をプレゼントいたします。
この機会にぜひご応募ください。
