小原流研修学院 研修課程

研修課程は、小原流いけばなのより高度な技術や知識を学びたい方を対象に創設された研修制度です。家元をはじめとする小原流研究院教授陣から直接指導を受けることができ、Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期を通して幅広い挿法や知識・教養を深く学ぶことができます。
2023年からは、研修課程Ⅲ期を「講師養成コース」と「実力錬成コース」の2コースに分けリニューアル。
講師を目指す方のための「講師養成コース」と、技術を磨きたい方のための「実力錬成コース」に分けることで、受講者それぞれの目的に添った専門的な学習を実現します。

お申込み

研修課程Ⅰ期お申込みについて

※参考 研修課程Ⅰ期(2024年版)開催概要

開催概要
開催日:2025年7月10日(木)~13日(日)
会場:大阪 小原流研修会館
受講料:110,000円(花材費・教材費・税込 ※宿泊料・食事代は含まれません)
※指導は日本語で行われるため、日本語による意思疎通が可能な方に限ります。
※2025年度の受付につきましては、今しばらくお待ちください

研修課程Ⅰ期とは
『いけばなの実技』と『学科』で構成された4日間の集中セミナーです。
「高度な技術や知識の習得」「学び直し・スキルアップ」等、全国から様々な目的をもった会員が参加され、いけばなだけに没頭できる時間を持つことができたと大変好評です。
実技は家元をはじめとした研究院役職者から直接の指導を、学科では外部講師から教養面を学ぶことができます。
2日間の研修の後、2日間の試験を受けて、全科目を合格した方は「研修課程Ⅱ期」に進むことができます。
地区別教授者研究会」併催の「研修士研修会」の参加者は研修課程の全科目をクリアしています。
「もっと極めたい、人に教えるために知識を深めたい、今までと違った時間を持ちたい」という方、研修士研修会に参加したい方はぜひご参加ください。

■お問合せ先■
小原流研究事業課
TEL : 06-6245-0851
FAX : 06-6245-0862
Email : [email protected]
受 付 :月~金 9:0017:00(祝日除く)

リニューアルのポイント

  • 研修課程Ⅲ期に、講師を目指す方のための「講師養成コース」を新設
  • 「講師養成コース」では新たに夏と冬も開講
    講師を目指す方に必要な《すべての季節の花材と技術》について学ぶことができます
  • 「実力錬成コース」は、これまでの研修課程Ⅲ期と同様、春と秋に開講
    コース修了後は研修士として認定されます

研修課程体系図.png

 「講師養成コース」「実力錬成コース」とも、春秋の単位取得後 研修士として認定されます
 「講師養成コース」の春秋は、「実力錬成コース」の研修期間に同時開催します
 講師試験受験資格は、夏冬を含む全科目修了後に付与されます
 講師試験を受験するには、研修士研修会の受講が必須です
 現在研修士で講師試験受験を希望される方は、「講師養成コース」の夏冬の追加受講が必要です

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講師養成コース 〈夏冬〉スケジュール例

夏冬時間割.jpg

遠方の方でもできるだけ前泊・後泊せず1泊で参加していただけるよう、1日目は午後からの開始といたします


新制度への移行措置など

  • 現Ⅲ期受講生(未取得単位がある方も含む)で講師試験受験を志す方は、「講師養成コース」にて夏冬の追加受講が必要です(春秋はⅢ期にて履修済と考えます)
  • 新制度への移行措置として、現Ⅲ期受講生が「講師養成コース」に進む場合はⅢ期在籍期間が3年間延長されます(2025年受講回まで)


研修内容

研修課程の各期には、それぞれ受講科目が設定されています
Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期の進級制となっており、進級ごとにより高度な内容になります
2023年以降は、「講師養成コース」の全科目を修了した方にのみ講師試験の受験資格が付与されます

履修科目
研修課程Ⅰ期 実技 8科目・ 教養講座 1科目
研修課程Ⅱ期 実技15科目 ・ 学科2科目
研修課程Ⅲ期 講師養成コース(春夏秋冬) 実技26科目 ・ 学科2科目
実力錬成コース(春秋) 実技20科目 ・ 学科2科目

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授業の流れ

スケジュールは、「研修期間」と「考査期間」からなります。

 研修課程Ⅰ期 スケジュール例

2024年度現在

研 修 考 査
1日目 2日目 3日目 4日目

盛花花型①
(直立型)

教養講座 花意匠

写景盛花
様式本位②

盛花花型②
(傾斜型または
観水型)

写景盛花
様式本位①

色彩盛花
様式本位

盛花花型②
(傾斜型または
観水型)

色彩盛花
様式本位

花意匠

盛花花型①
(直立型)

瓶花花型②
(直立型)

瓶花花型①
(傾斜型)

写景盛花
様式本位②

写景盛花
様式本位①

瓶花花型②
(直立型)

瓶花花型①
(傾斜型)


研修期間

これまで研鑽してきた技術の再確認を行い、考査に備えます

研修いけこみ.jpg
各時間内の流れ
  1. いけこみ前に指導者から花材の扱いなどに関する説明があります
  2. 実際に作品をいけます
  3. いけた作品について審査があります。良いと思われる作品には「参考花」の札が立ちます
  4. 「参考花」の札が立った作品を見学
  5. 指導者が一人一人の寸評・手直しをおこないます


考査期間 

研修期間で学んだことをいかして、合否を判断する試験に臨みます

研修課程審査.jpg
各時間内の流れ
  1. 作品をいけます
  2. 指導者による採点
  3. 規定に基づき、合否を判定します
  4. 試験結果は後日郵送でお送りします

受講科目について

研修課程では、Ⅰ期の教養講座を除く全科目についてそれぞれ合格・不合格の判定がおこなわれます。
不合格となった科目は、翌年の研修課程にて合格を目指します。
3年以内に全科目合格すると【 修 了 】です。
3年目終了時点で合格に至らなかった科目が残っている場合、
合否の履歴は全てリセットされ、次の年は全科目の再受講が必要になります。

研修課程Ⅰ期 / 実技8科目

研修課程Ⅱ期 / 実技15科目・学科2科目 ー 計17科目

研修課程Ⅲ期 / 講師養成コース 実技26科目・学科2科目 ー 計28科目
研修課程Ⅲ期 / 実力錬成コース 実技20科目・学科2科目 ー 計22科目

講師陣

小原流研究院院長・副院長・教授・助教授によるレベルの高い指導を受けることができます

DSC_0577_0325-3.jpg

受講資格

※指導は日本語で行われるため、日本語による意思疎通が可能な方に限ります。

研修課程Ⅰ期 三級家元教授以上の会員
研修課程Ⅱ期

研修課程Ⅰ期修了者、
もしくは地区別教授者研究会の総合成績優秀賞を5年以内に 2回以上獲得した者

研修課程Ⅲ期 研修課程Ⅱ期修了者

開催地

研修課程Ⅰ期 大阪・小原流研修会館と東京・小原流会館の交互開催
(奇数年が大阪、偶数年が東京開催。ただし、変更となる場合もあります)
研修課程Ⅱ期・Ⅲ期 大阪・小原流研修会館(東京での開催はありません)

開催スケジュール

 2025年度 開催スケジュールはこちら

研修課程Ⅰ期

日 程  研修:7月10日(木)~13日(日)
科 目  実技 8 単位/学科 1 単位
会 場  大阪・小原流研修会館

研修課程Ⅱ期

日 程  前期:6月 5日(木)~ 8日(日)
 後期:10月16日(木)~19日(日)
科 目  実技 15 単位/学科 2 単位
会 場  大阪・小原流研修会館

研修課程Ⅲ期《講師養成コース》

日 程  春: 3月5日(水)~9日(日)
 夏: 7月26日(土)・27日(日)
 秋: 9月17日(水) ~21日(日)
 冬:11月15日(土)・16日(日)
科 目  実技 26 単位/学科 2 単位
会 場  大阪・小原流研修会館

研修課程Ⅲ期《実力錬成コース》

日 程  前期: 3月5日(水)~9日(日)
 後期: 9月17日(水) ~21日(日)
 
 ※講師養成コースの《春・秋》と同じ
科 目  実技 20 単位/学科 2 単位
会 場  大阪・小原流研修会館

研修課程Ⅲ期修了後

研修課程Ⅲ期を修了すると、研修課程修了者として「研修士」の称号が与えられます
研修士になると研修士研修会に参加することができ、さらなる技術の研鑽を図ることができます

よくある質問

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