小原流研修学院 研修課程

研修課程は、小原流いけばなのより高度な技術や知識を学びたい方を対象に創設された研修制度です。家元をはじめとする小原流研究院教授陣から直接指導を受けることができ、Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期を通して幅広い挿法や知識・教養を深く学ぶことができます。
2023年からは、研修課程Ⅲ期を「講師養成コース」と「実力錬成コース」の2コースに分けリニューアル。
講師を目指す方のための「講師養成コース」と、技術を磨きたい方のための「実力錬成コース」に分けることで、受講者それぞれの目的に添った専門的な学習を実現します。

受講資格

※指導は日本語で行われるため、日本語による意思疎通が可能な方のみ受講いただけます。

研修課程Ⅰ期 三級家元教授以上の会員
研修課程Ⅱ期

研修課程Ⅰ期修了者、
もしくは地区別教授者研究会の総合成績優秀賞を5年以内に2回以上獲得した者

研修課程Ⅲ期 研修課程Ⅱ期修了者

開催スケジュール

 2026年度 開催スケジュール

*2027年の130周年記念様式本位導入に向けて、2026年は学科の時間を任意参加の「130周年様式」の勉強会といたします。
2027年以降の学科の方針は決定していませんが、本年受講の方は学科の単位は免除されます。

研修課程Ⅰ期

日 程  研修:7月9日(木)~12日(日)
科 目  実技 8 単位
会 場  大阪・小原流研修会館

研修課程Ⅱ期

日 程  前期:6月 4日(木)~ 7日(日)
 後期:10月9日(金)~12日(月・祝)
科 目  実技 15 単位
会 場  東京・小原流会館

研修課程Ⅲ期《講師養成コース》

日 程  春: 2月19日(木)~23日(月・祝)
 夏: 7月25日(土)・26日(日)
 秋: 9月23日(水・祝) ~27日(日)
 冬:11月14日(土)・15日(日)
科 目  実技 26 単位
会 場  大阪・小原流研修会館

研修課程Ⅲ期《実力錬成コース》

日 程  前期: 2月19日(木)~23日(月・祝)
 後期: 9月23日(水・祝) ~27日(日)
 
 ※講師養成コースの《春・秋》と同じ
科 目  実技 20 単位
会 場  大阪・小原流研修会館



お申込み

各期お申込み準備が整い次第、受講者の皆さまにはメールや郵送にてご案内いたします。
ご案内まで今しばらくお待ちください。

研修課程Ⅰ期

※参考 研修課程Ⅰ期(2025年版)開催概要

研修課程Ⅱ期

※参考 研修課程Ⅱ期(2025年版)開催概要

研修課程Ⅲ期

お申込みはこちらから


*2026年1月16日(金)お申込み締切

※研修課程Ⅲ期(2026年版)開催概要


研修課程Ⅲ期「実力錬成コース」と「講師養成コース」について

研修課程Ⅲ期では、目的に応じて「実力錬成コース」「講師養成コース」 のいずれかを選択して受講いただいております。
新規お申し込みの際に、希望するコースをお選びください。



実力錬成コース

受講対象

  • 小原流いけばなの 技術をさらに磨きたい方

  • 自分のペースで学習を進めたい方

  • 研修士を目指す方

開催時期・受講形態

  • 春(前期)・秋(後期)に開催

  • 1年ごとの 通期受講、または 半期受講が可能
    ※半期受講を選択した場合、次回受講も半期受講となります
     また、成績は前期・後期の両方を受講後、受講年の後期終了後に開示されます

履歴・継続について

  • 修了科目の履歴は 3回まで保存

  • 受講できない年があっても、履歴は保持されたまま次年度に受講可能です

修了後について

  • 研修士として認定

  • 研修士研修会、研究院勉強会への参加が可能です

  • 「講師養成コース」夏・冬課程の受講が可能



講師養成コース

受講対象

  • 小原流研究院講師を目指す方

  • 全科目修了後、講師試験の受験を希望する方

※新規受講は、受講年時点で 65歳未満の方が対象です。

開催時期・受講形態

  • 春・夏・秋・冬の通期参加が必須

  • 春・秋課程は「実力錬成コース」と併催

履歴・継続について

  • 修了科目の履歴は 3年間有効

  • 延長申請は不可

修了後について

  • 全科目修了後、講師試験の受験資格を取得

  • 春・秋の課程修了後は 研修士として認定され、
    全国の地区別教授者研究会で併催される研修士研修会等に参加可能となります
    新規再履修の際は「夏冬」のみ受講可能です。

  • 夏・冬の課程修了後は「夏冬修了者」として記録され、3年受講後も夏冬の修了履歴が継続されます。
    新規再履修の際は「春秋」のみ受講可能です。

研修課程体系図.png


 講師試験を受験するには、研修士研修会の受講が必須です
 現在研修士で講師試験受験を希望される方は、「講師養成コース」の夏冬の追加受講が必要です

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研修内容

研修課程の各期には、それぞれ受講科目が設定されています。
Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期の進級制となっており、進級ごとにより高度な内容になります。

授業の流れ

スケジュールは、「研修期間」と「考査期間」からなります。

 研修課程Ⅰ期 スケジュール例

2024年度現在

研 修 考 査
1日目 2日目 3日目 4日目

盛花花型①
(直立型)

教養講座 花意匠

写景盛花
様式本位②

盛花花型②
(傾斜型または
観水型)

写景盛花
様式本位①

色彩盛花
様式本位

盛花花型②
(傾斜型または
観水型)

色彩盛花
様式本位

花意匠

盛花花型①
(直立型)

瓶花花型②
(直立型)

瓶花花型①
(傾斜型)

写景盛花
様式本位②

写景盛花
様式本位①

瓶花花型②
(直立型)

瓶花花型①
(傾斜型)


研修期間

これまで研鑽してきた技術の再確認を行い、考査に備えます

研修いけこみ.jpg
各時間内の流れ
  1. いけこみ前に指導者から花材の扱いなどに関する説明があります
  2. 実際に作品をいけます
  3. いけた作品について審査があります。良いと思われる作品には「参考花」の札が立ちます
  4. 「参考花」の札が立った作品を見学
  5. 指導者が一人一人の寸評・手直しをおこないます


考査期間 

研修期間で学んだことをいかして、合否を判断する試験に臨みます

研修課程審査.jpg
各時間内の流れ
  1. 作品をいけます
  2. 指導者による採点
  3. 規定に基づき、合否を判定します
  4. 試験結果は後日郵送でお送りします

受講科目について

研修課程では、Ⅰ期の教養講座を除く全科目についてそれぞれ合格・不合格の判定がおこなわれます。
不合格となった科目は、翌年の研修課程にて合格を目指します。
3年以内に全科目合格すると【 修 了 】です。
3年目終了時点で合格に至らなかった科目が残っている場合、
合否の履歴は全てリセットされ、次の年は全科目の再受講が必要になります。
*2026年開催は学科の時間に任意参加の130周年記念様式本位が開催されます。
出席の有無問わず、学科の単位は免除となります。

研修課程Ⅰ期 / 実技8科目

研修課程Ⅱ期 / 実技15科目・学科2科目 ー 計17科目

研修課程Ⅲ期 / 講師養成コース 実技26科目・学科2科目 ー 計28科目
研修課程Ⅲ期 / 実力錬成コース 実技20科目・学科2科目 ー 計22科目

よくある質問

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