外国人観光者向け1DAY体験レッスンVol.4
コロナが明けて海外から旅行者が多く訪れていますが、小原流の本部にも「来日の際に日本の伝統文化を習いたい」というお問い合わせが増えてきております。そこでレッスンを引き受けてくださった先生方のお話しとその様子をご紹介いたします。
東京都
講師・教室 | 東京支部 森重幽花 先生・堤千加代 先生 |
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場所・日時 | 東京都新宿区 新宿いけばな教室 2024年1月6日 |
国 | アメリカ合衆国 |
花材 | ロウバイ・キキョウラン・ユリ |
今回の生徒さんは10年ほど前に日本で いけばなインターナショナル 主催の花展に行き、そこから縁あってアメリカのご自宅近くで小原流を習っている師範二期の方です。森重先生は日本語でご指導、堤先生が英語でお伝えする二人体制のレッスンでした。
終了後、森重先生と堤先生にお話しを伺いました。
Q.資格をお持ちの方でしたが、どの様なレッスンでしたか?
森重先生:お正月明けということで、花茂さんにお花をお願いしましたら、ロウバイが入っておりましたので、ハサミの入れ方と留め方を中心にレッスンいたしました。器との接点をよく見ていただき、切り口によって立ち枝か寝る枝か変わりますので「写実的に」「らしくいける」「立ちすがたを美しくいける」ということをお教えいたしました。他の生徒さんも英語で話しかけたり、お土産のお菓子をお渡したりして楽しくなさっておられました。文化交流のお役に立てたらとても嬉しいです。
堤先生:森重先生に最初に説明していただき、私が英訳してお伝えしました。彼女は経験者ですので、手取り足取りということもなく、森重先生の教えを考えながら いけていかれました。
堤先生にご協力いただき、体験された生徒さんのお話しを伺いました。
Q.今回の花材はいかがでしたか? アメリカでも枝ものを使ってレッスンはしますか?
今回の花材はアメリカで扱う花材と違って、枝振りが素晴らしかったです!アメリカでは先生のお庭に植えてある猫柳やHarry Lauder's Walking Stickを切って使ったり、自宅にあるカエデを使ってお稽古をしますが、冬場にこのような いきの良い花材を手に入れるのはとても難しいです。
Q.今回のレッスンでこれは勉強になった!
森重先生より「時間の経過で作品の印象が変わってくる」というお話を伺い、ホテルに持ち帰った百合が段々と開花していく様子を見てそれが実感できました。
Q.今回のレッスンはいかがでしたでしょうか。
いつもと異なる先生から教えを受けることで、違った花との向き合い方を垣間見れました。また、最初に瓶花をお稽古した後、同じ花材で森重先生が たてるかたち をいけられたのですが、その いけかえ がとても素晴らしかったです!他の方にもぜひ日本でのレッスンをお勧めしたいと思います!
森重先生と堤先生にはクリスマスにもロンドンから観光で来日された男性の方のレッスンをお願いしました。その後ロンドンの教室を紹介し、日本から海外支部への橋渡しをしていただきました。
1DAYレッスンは日本の伝統文化である小原流のいけばなを海外の方に知ってもらうとても良い機会だと思います。
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