外国人観光者向け1DAY体験レッスンVol.5

海外から旅行者が多く訪れていますが、小原流の本部にも「来日の際に日本の伝統文化を習いたい」というお問い合わせが増えてきております。そこでレッスンを引き受けてくださった先生方のお話しとその様子をご紹介いたします。

奈良県

講師・教室 奈良支部 松田 弘雲 先生
場所・日時 奈良市椿井町 美和園芸 2024年5月7日
アメリカ合衆国
花材 エビデンドラム・ガーベラ・ぎぼうし

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日本語の講師をされている方より本部にメールを頂き、生徒のDavid様が来日されるので奈良駅周辺でいけばな体験ができないかとご依頼いただきました。David様は日本で働いていたことがあり日本語がご堪能とのことで、日本語でのレッスンとなりました。

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体験後、David様にメールで感想を寄せていただきました。

【David様の言葉がとても素敵でしたので原文のまま掲載いたします】

Q.なぜ いけばな をやってみたいと思ったのですか?またなぜ小原流を選んでいただいたのでしょうか?

香港で草月流を学んだ経験から、日本で生け花を試してみたかったのです。日本語を勉強し、古い道を歩き、室生寺、長谷寺、談山神社、飛鳥に行くために奈良旅行を計画していました。幸運にも、日本語の先生が奈良市の小原流を紹介してくれました。


Q.レッスンの中で「印象に残った出来事」や「これは勉強になったな」ということはありましたか?

松田先生がギボウシの葉を使ってガーベラの葉であるかのように見せたのが気に入りました。松田先生のクラスを定期的に受け続けたいと心から思います。奈良市に住んでいたらそうするでしょう。でも今のところは、そのとても嬉しい経験の思い出と写真を楽しむことしかできません


Q.小原流のいけばなを体験してみていかがでしたか?

私はユタ州に住んでいますが、そこには生け花の学校はありません。生け花から数年離れていた後、再び花を扱い、角度、高さ、色、そして見る人の視点を考えるのはとても楽しかったです。

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松田先生にお話しを伺いました。


Q.レッスンはいかがでしたか?

David様は以前に草月でレッスンをされていて、ご自身の意見をしっかりお持ちでした。主枝・客枝についてお話しし、この範囲でいけてくださいねと伝えると、経験を生かして花材の向きを考えて真剣にお花と向き合っておられました。花もちを長くするための水切りを丁寧にし、とても熱心にレッスンを受けていただきました。David様の日本語の先生も一緒に体験してくださり、和やかな楽しい体験レッスンとなりました。小原流の良さが少しでも伝えられていたら嬉しいです。


Q.今回お話しを受けてみていかがでしたか

最初、会員支援課の方からご連絡いただいた時はびっくりしました!初めての事ですし、私でいいのですか!?と迷いましたが、前向きに考えてお受けいたしました。

今回David様のレッスンを通して新しい挑戦ができましたし、思い出に残る素晴らしい出会いになりました。近鉄奈良駅に近いお花屋さんの一角に教室があり、国内外問わず観光の方が店先を覗いていかれることがあります。この経験を通して、お花屋さんと「観光の方にいけばなを体験してもらう」という機会を作れたらと話しております。また新たな挑戦にもつながりそうです。ありがとうございました。


1DAYレッスンは日本の伝統文化である小原流のいけばなを海外の方に知ってもらうとても良い機会だと思います。

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