支部主催勉強会で「燕子花の座学」を取り入れた勉強会を開催しました。(福岡支部)
福岡支部の吉岡支部長より、支部主催勉強会のレポートをいただきました。
勉強会のテーマは「燕子花」です。
勉強会開催にあたり、福岡支部、指導担当の平出仁穗先生、マーケティング課で参加の皆様に理解を深めていただくために、資料の準備をいたしました。
開催当日の様子をお写真と共にご紹介いたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 昨年までの三年間、コロナ禍のため充分満足な研究会を行うことが出来ませんでした。
充実出来なかった学びを補うため準会員、正会員を対象とし広く参加を呼びかけました。
日時:2023年4月22日(土) 講師:小原流研究院助教授 平出仁穗先生
テーマ:「燕子花」をいける
参加者:准教授以上一級家元教授 50名
1部座学:(講義とデモストレーション)
2部実技:(資格に応じて又は希望により、デモの中により1作)
今回講座を担当いただいた平出仁穗先生と小原流マーケティング課で作成いただいた「燕子花の資料」を提供いただき勉強会を開催いたしました。
資料の内容は『アヤメ科の植物』『燕子花について』『いけばなと燕子花』『伊勢物語と燕子花』『小原流の燕子花の表現の変遷』について。
資料と平出先生による講義をもとに、各自、オリジナル燕子花ノートを作成いたしました。
春から夏までの三株と五株の勉強会を予定しておりましたでしたが、早春の燕子花の理解が深まるように自然組、水切り葉、日蔭蔓などを講師の平出先生がご自宅から持参して下さいました。
翌日の研究会で支部でしつらえた青氈の上に季節を追った展示作品群を、会員の皆様にもご覧いただきました。
燕子花の成長によっていけ分けていく小原流いけばなの様式美を一人でも多くの方に理解してもらい、燕子花の魅力の再認識ができれば支部の企画としてはうれしく思います。