「万年青」をテーマに座学を取り入れた研究会を開催いたしました(福岡支部)
福岡支部の吉岡支部長より、支部主催勉強会のレポートを頂戴いたしました。
第1回目の勉強会のテーマは「燕子花」、そして本年度2回目となる今回のテーマは「万年青」でした。
勉強会開催にあたり、指導担当の松浦良則先生、マーケティング課で特別資料の準備をいたしました。
開催当日の様子と合わせて資料の内容をご紹介いたします。
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本年最後の支部行事として12月3日に専門教授者研究会を開催いたしました。
研究会では「万年青をいける」をテーマに松浦良則先生と大東香保吏先生に御指導いただきました。
午前中に万年青にまつわる座学とデモンストレーション、午後は実技という時間割で、普段のお稽古以上に学びを深めることができました。
研究会の開催にあたり福岡支部の希望を伝え、松浦先生、マーケティング課とで「江戸時代の園芸と万年青」や万年青に関する豆知識などが満載の手元資料をご用意いただきました。
資料の充実ぶりはもちろんのこと、当日は丁寧な解説も交えながら楽しい時を共有いたしました。

デモンストレーションではご自身が工夫された経験をお話になりながら万年青一株の葉組を正確に伝えてくださりました。
出席した会員は先生がいけている手元が見える距離まで近づかせてもらい、真剣にメモを取る表情からはほどよい緊張感が見て取れました。
実技の時間は盛花基本花器を使って2種の取り合わせで色彩盛花様式本位、寒菊・日蔭の説明とともに写景盛花様式本位、赤芽柳・小菊を取り合わせた「中間流し」を理解する色彩盛花様式本位と3つの表現を用意いたしました。
師走のはじめの1日でしたが、「この日だけの研究に終わらずに社中のお稽古に万年青を用いて、自らの復習を含め確実な技術を身につけて欲しい」とお二人の先生からのまとめの言葉もいただきました。
先生方、誠にありがとうございました。