東京 家元教場開催レポート(4月-5月)
2023年4月4日東京・小原流会館にて、家元教場が開講いたしました!
4月前半の花材テーマ「いちはつ」、後半は「燕子花」を。
5月前半の花材テーマは「花菖蒲」を用意いたしました。
花材テーマの共通点のひとつは「アヤメ科の植物」であることです。
いけばなを習っていない人から見ればいずれの花も「あやめ」、そして節句との結びつきから「花菖蒲」に見えるかもしれません。しかし華道では多くの流派でそれぞれの持つ花の魅力や葉の違いに着目して鑑賞態度や扱いを変えています。同じ「キレイな花」として見えていたものが異なる愛らしいものとして語れるようになるのは、いけばなを勉強することの醍醐味の一つですよね!
小原流でももちろん、それぞれの扱いを丁寧に定めています。
家元をはじめとする工藤亜美先生、菊池瑞月先生、川上裕之先生、白戸加奈子先生がそれぞれの花材の扱いを丁寧にご指導くださりました。 また家元教場では「花材の持ち込み」が可能です。
「持ち込み」を利用してお申込み花材に+αで2杯、3杯とお稽古される方、支部研究会出題花材を持ち込んで自身のお稽古や指導に役立てる方など、様々な方法で自分なりの家元教場をお楽しみくださる方も多くいらっしゃいました。
※花材持込費用は発生いたしません
これまでの講座で、全国21の支部から家元教場に御参加いただいております。
海外の支部からも2支部ご参加いただけました。
御参加いただいた支部の皆様、誠にありがとうございました!
6月家元教場では7日・8日の講座で「姫百合」、そして21日・22日の講座で「笹百合」を花材テーマに取り上げています。
特に「笹百合」は全国的に見ても希少価値が高く、長く小原流を学んでいる方でも「目にしたことがない!」とお伺いすることがしばしばございます。
「夏の多種挿し」だけではなく、准教授に満たない方でも笹百合に触れていただけるように盛花や瓶花、そして三級以上の方には写景盛花自然本位や琳派調いけばなでも取り合わせています。
この機会にぜひご予定ください!
皆様のご来校、心よりお待ちしております。
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