日本×バチカン市国国交樹立80周年記念イベント vol.8

※前回のローマ日本文化会館でのデモンストレーションのご報告はこちらからご確認ください。

6月2日　カンツェレリア宮殿でのパフォーマンス

ローマ日本文化会館にてデモンストレーションの開催の翌日、カンツェレリア宮殿でのパフォーマンスが行われました。
パフォーマンスのタイトルは「結ぶ」です。
本イベントにご賛同いただいた小原流会員の皆様からいただいた着物の帯を日本とバチカン市国の国交を「結ぶ」象徴として作品に使用しています。
今回のパフォーマンスはいけばなだけではなく、東京 2020 パラリンピック閉会式衣装統括、齋藤ヒロスミさんによる舞台美術、衣装の演出、乃木坂 46 や各種 CM の振り付けを行うダンサー、Seishiroさんによるコンテンポラリーダンス、映像作家などそれぞれの分野で活躍している方々とのコラボレーションです。

会場となったカンツェレリア宮殿の大広間は普段は一般公開されておらず、このイベントのために開放されました。
当日、会場受付には多くの方が詰めかけて、大行列になりました。
開催時刻になるとサプライズ演出として、演者は舞台袖ではなく会場後方から入場しました。驚きの声が上がる中でパフォーマンス開始です。
静謐な空間の中に流れる琵琶の音に合わせて、家元花鋏がパチン、パチンと気持ちの良い音を立てていました。
柳や梅花空木などの花材を迷いなくいけていきます。