支部定例研究会で「点数を付けない講習付き」の新たなかたちの研究会を開催しました(信濃支部)

信濃支部の村上支部長より、支部研究会での新たな試みとして「点数を付けない講習会付の研究会」の開催レポートを頂戴しました。
ぜひ参考にしてみてください!

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日時:2024年2月25日(日) 講師:小原流研究院講師 小山順子先生
テーマ:「アマリリスの色彩盛花様式本位」
講習会会場:長野と上田の2会場で実施しました

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定例研究会での講習付きの新たなかたちを考えて、実際に2月研究会で一般開催前に、役員向けに行ってみました。
想定していた内容は、研究会時に1つあるいは2つの資格だけ講師の先生に教えていただき、その後、自分達も生けてみて先生に寸評いただくという研究会です。
講習についての内容は当日発表で練習なし。採点なしとしたいと考えています。

実際の運営では研究会の会場の後方にパーテーションなどを使って講習会場を作り、ホワイトボード、見本花の花材を用意しました。
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講師の先生に手順を確認いただき、見本花の準備。
先生が花材の説明、様式の説明、花留めの置き方などを説明し、後ろ生けして頂きました。
その後役員がいけ始め、生ける途中でも質問があれば先生に聞いて頂き教えてもらいました
一般の研究会を平常通りに始めて、同じ時間に講習開始。時間配分は説明30分 生け込み50分で1時間30分と計画しました。
一般研究会の生け込みと会場清掃の時間、審査の時間まで合わせればその間に講習、生け込みができると考えました。
今回は思ったよりも早くできで、一般の審査を始める前に、講習の役員の寸評までできました。
研究会審査終了後は、見本花を前に展示し、講習会場のパーテーションもはずして、全体で講評、寸評をいただくことができました。
初めてのことでしたので、出席者にヒアリングをしたところ、かなり良い反応を頂戴しました。
「基本から丁寧に説明して頂き勉強になった。無心に花を生けられて楽しかった。」
「目の前で先生がいけるところを見ることができて良かった。」
「花材がわからず少し緊張したが、よく教えて頂いたので楽しく生けられた。」
昨年11月に実施した講習付きが好評だったこと、花材費が高騰していること、行事が増えてきて忙しくなってきたことが企画したきっかけです。
花材を当日発表にしたのは、先入観なく先生のお話を聞けるようにと思ったことと、少しでも参加しやすいように練習なしで参加できるように考えたためです。
講習付きの人は採点なしで行いました。小山先生にとても熱心に講習して頂き、とてもわかりやすく良い研究会となりました。
次回は花展後の5月研究会で実施予定です。
しばらく研究会に参加していない会員が、「今回は自分のクラスが講習付きだから参加してみよう!」という機会になるといいと思います。 

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