信濃支部定例研究会で「燕子花」の 講習付き研究会が開催されました
信濃支部の村上支部長より、研究会内での企画「講習付き研究会」について情報を共有いただきました!
アマリリスの講習付き研究会に続いての開催となります。
また「通常の研究会にはちょっと...」と出席をためらっていた方も、こちらの講習付き研究会で出席してくださったそうです。
「支部会員により深い学びの機会となる研究会を開催したい」「研究院の技術を直接会員に伝えたい」という支部の皆さま、ぜひ参考にしてみてください!
村上先生からのレポートをご紹介させていただきます。
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24年5月に「燕子花」の講習付き研究会を開催いたしました。花材は当日の発表で、採点はしません。
前回は役員向けに開催いたしましたが、5月は師範Ⅰ、師範Ⅱ、准教授の比較的若い資格で実施しました。
指導はいわき支部の上野夕子先生が担当くださいました。
講習の内容は「写景盛花様式本位の練習」です。燕子花2株にトライしていただきました。
「講習付き研究会」は一般の研究会を平常通りに初めて、同じ時間にスタートします。
燕子花を初めていける参加者、 七宝も初めてという参加者もいたので、 基本から丁寧にご説明いただきました。
燕子花の葉の表裏の区別、花の見方、 曲がっている花をまっすぐにする方法なども教えていただきました 。
みんなで先生に教わりながら、1組ずつ順番にいけました。
生け終えた後、1作ずつ寸評していただきました。 会員の生け込み時間と同じ50分でほぼ完成しました。
研究会審査終了後は、見本花を前に展示し、 講習会場のパーテーションをはずして、全体で講評、 寸評を行いました。
他のクラスの会員も講習の花を見て、 とても綺麗に入っていると好評で、参加者も嬉しそうでした。
講習付きということもあり、初めて研究会に来た人、 数年ぶりに参加した方もいて嬉しく思います。
参加者からは次の声を頂戴しました。
・なんだか難しかったが面白かった。
・先生の説明がわかりやすく、ルールがちょっとわかった。 理にかなっていると思った。
・綺麗にできて良かった。燕子花は美しいと思った。
・わからないことはその場で教えて頂けて嬉しかった。
・先生や皆さんに褒めて頂いて良かった。
開催にあたっては役員会で日程を発表し、社中での参加を呼びかけてもらいました。
いつもの参加者に加えて、 講習付きなので参加したという人もいました。
教える方の立場でも、 お弟子さんを研究会に出しやすい気がするという意見も出ました。 初めてお弟子さんを研究会に出した方もいらっしゃいました。
花材を当日発表にしたのは、 先入観なく先生のお話を聞けるようにと思ったことと、 少しでも参加しやすいように練習なしで参加できるように考えたた めです。
講習付きの人は採点なしで行いました。
今回もとても熱心に講習して頂き、 わかりやすく良い研究会となりました。
初年度ですので、 1年間に1回は講習に参加できるように資格の配分しようと考えています。
しばらく研究会に参加していない会員が、 今回は自分のクラスが講習付きだから参加してみようかという機会 になるといいと思います。
また研究会後のエピソードを紹介させてください!
数日後、学校でクラブ活動があり、今回参加した高校生が、 行けなかった生徒に今回の燕子花の花を教えました。
生徒に任せて教えるところを見ていましたら、 とても上手に教えていて、綺麗な作品ができました。
初めていけた燕子花の様式でしたがしっかり理解していて、 嬉しく思いました。
改めて良い研究会だったと感じました。
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村上先生、ありがとうございました!
2月のアマリリスの講座についてはこちらからご確認いただけます。
ぜひこちらも参考にしてみてください!