この人に聞く!vol.28 小原流滋賀支部 那須 豊益先生

那須 豊益先生

1944年12月小原流入門
1973年5月一級家元教授取得
2000年から2009年は支部長と県連会長を兼任されていました。

91歳になった現在でも、お教室3つとサークルを2つをご指導されています。

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小原流との出会い

・先生といけばなの出会いについてお聞かせください。

10歳の時に小原流を習い始めました。
戦争中でみんなは学童疎開をしたのですが、私はに個人的に大阪から疎開しました。母が、お世話になった方が小原流のいけばなを教えている事を思い出し、私をそこに連れて行ってくれたんです。いけばなをしている時間はとても楽しくて、気持ちのいい時間でございまして、それからずっと小原流を続けております。
戦争が終わり大阪に戻ってからも、大阪で小原流を続けていました。大阪の副支部長に指導を受けていたのですが、ご主人を 戦場に送ってる方々のご指導代は無料でね。子供心にも立派な先生だな。と思っておりました。

大阪で幹部をしておりましたが、滋賀県の彦根にもお教室を持っていたので、彦根の生徒の許状申請は滋賀支部にしていました。1971年に祖父母の介護があったので、大阪支部から滋賀支部に移り、滋賀支部ですぐに幹部に。その後、副支部長を経て支部長になりました。


お教室での指導

・現在3か所でご指導されているのですね。

はい。おかげさまで私も元気でございますし、皆さんが辞めずに来てくださって、本当に楽しくレッスンを続けております。
教えることは楽しいですね。本当に和やかな教室です。皆さん、本当にいい方ばかりが寄ってきてくださるのかな。困ったなとか、嫌だなと、辞めようかなと思ったことは 1回もありません。お互いに争うということもありませんし、幸せだなと思っております。
土日は娘がお教室を手伝ってくれるのですが、今は支部長を受けて忙しくしておりますので、1人で行くことも あります。
もうちょっと、しばらくは頑張れるかなと思っております。

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・今の支部長は娘さんですが、豊益先生が最初はご指導されたのですよね。

8歳の頃からですかね。稽古場にいるのがすごく好きな子だったんです。最初はお花をやるわけでもなく皆さんと遊んでいました。その枝が欲しいとか、その枝を切りたいとかそんな感じで始めました。
娘がお花を始めたのは自然な流れでしたね。親子で生け花をするとは思いもしませんでしたが、私は後を継いでくれてとても嬉しいなと思っております。


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右は娘さんの滋賀支部 支部長の那須豊信先生


・今のお教室は娘さんである支部長が引き継いでいくのでしょうか。

土日しか来れない生徒さんは現在も指導してもらっています。
娘は、他の高齢の先生で研究会まで見れないという方の生徒さんもお引き受けしていますし、仕事もしているのですぐにはなかなか難しいかもしれません。
将来的には引き継いでくれると思います。

小原流の魅力

私はいろんな流派のお花を見せていただいてきました。小原流の文人調は品格があって好きです。
他の流派はお勉強したことがないですけれど、いつも小原流は1番かなと思います。



小原流では各種PRツールをご用意しております。
パンフレットもこちらからお申込みいただけます。
生徒募集のチラシも会員支援課でお作りできますのでご検討ください。
また会員支援課では「いけばなを習いたい。」とお問い合わせがあった方を、ご希望の地区の先生にご紹介させていただいております。
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