この人に聞く!vol.30 小原流羽生支部 村社 春穂先生
村社 春穂先生
1987年6月小原流入門
2014年5月一級家元教授取得
2017年 青年部野外展 青年部部長として参加
行田八幡神社献花
自宅で華道教室をするかたわら高校の部活動指導もされています。
行田八幡神社へ献花をするようになったきっかけなど、行動力があって魅力いっぱいの村社先生をご紹介します。

支部長の長谷川豊流先生にお話しを聞きました
・羽生支部とはどんな支部か教えてください。
羽生支部は2025年に創立45周年を迎えます。
現在支部加入者は53名、和気あいあい暖かい雰囲気の支部ですね。
研究会は日曜日に開催しておりますが、日曜日に参加出来ない方のために土曜日の夕方6時から8時にも行い、なるべく多くの方が研究会に参加出来るような環境にしております。研究会は若い世代が準備等にも積極的に関わってく
花展のテーマを決める際にも、丸専の先生方、若手、みんなで意見を出
どこの支部も同じでしょうが、若い人の育成が芸術文化を伝承し
ここからは村社先生にお話しを聞きました
行田八幡神社のライトアップイベント
・このイベントに参加されるようになったきっかけを教えてください
私はキャンドル製作・販売をしておりまして、最初は行田八幡神社にキャンドルのライトアップをする予定がないかを打診に行きました。その時はかなわなかったのですが、別の機会にお話しさせていただくことがあった時に『実は2021年の4月からライトアップを考えていて、もしよかったら 飾りませんか。』とお話をいただきました。
2020年4月コロナで大変な時、行田八幡神社では花手水を始められ、2021年4月からは『希望の光』をテーマに花手水のライトアップイベントが開催されるようになりました。行田八幡神社は、行田市花手水weekライトアップ『希望の光』
リピートで来てくださる方も多くなるので、八幡神社様の方でも 色々とバージョンアップはされていたのですが、もう1つ何か他の要素を取り入れましょうとなった時に『本殿への献花』の話が持ちあがり、私が担当させていただくことになりました。
※花手水とは
神社やお寺で参拝をするとき、柄杓(ひしゃく)で水をすくって身と心を清める場所を手水舎(ちょうずしゃ)というのですが、手水舎の手水鉢(ちょうずばち)に花を浮かべたものが花手水(はなちょうず)と呼ばれています。コロナ禍になってからは感染拡大防止の観点から手水舎の利用を中止する神社や寺院が相次ぎました。手水舎で手を洗えない代わりに、目で見て心を清めてもらうのを目的に、利用者のいない手水舎に花を飾る花手水を設置する神社やお寺もあります。
・花器は先生が持ち込まれるのでしょうか
神社の方と神社の雰囲気に合うものをと相談を重ね、特注で作っていただきました。とても大きな花器で、中に落としが入っていて木製のついになっている立派なものです。この花器にいける度に気が引き締まります。
ライトアップ当日朝に生け込みをし、1週間ほど、
JR行田駅にて
私は2023年から参加させていただいています。
県立北本高等学校
・県立北本高等学校は許状の申請がとても多いですね。
部員の方は皆さん許状を申請してくださいます。資格を持っていると何かと有利だということで資格を取るという子が多いです。資格を持っていると「面接で華道部のことを聞かれました!」とよく言われます。「華道部のことばかり聞かれて!それで受かりました!」と言っていただいた時は嬉しかったですね。
今は伝統文化に興味を持つ子が少ないのかもしれません。就職先の方々や進学先の学校の先生に、とても興味を持っていただけるようです。

小原流を続けていく
叔母も母も小原流でしたので、高校生になって叔母の社中に入りました。最初はなんとなく入った道ではあったのですが、結婚する時に、夫にお花だけはこれからも続けさせて欲しいと言いまして。出産でちょっとだけお休みしていた時はありましたが、私も早く戻ってまた 頑張りたいと思い復活しました。
小原流はシンプルですがとても奥の深い生け花で、
小原流はお花としての魅力ももちろんあるのですが、小澤先生を始め社中の先生方と支部の先生方が大変魅力的で、とても刺激をいただきます。
これからも感謝の気持ちと謙虚さを忘れず、