東京駅に「ふるさとの森」を出現させました。
開催場所 | JR東京駅 SQUARE ZERO |
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開催期間 | 2021.04.16 ~ 2021.04.19 |
【お花の力を届けるプロジェクト】いけばな小原流が東京駅に出現させた「ふるさとの森」が新しい出発を迎える全ての人と医療従事者にエールを送りました。
2021年4月16日(金)から4月19日(月)にJR東京駅構内SQUARE ZEROにて【お花の力を届けるプロジェクト】SQUARE ZERO挿花を実施しました。
旅立ちの季節に新しい出発を迎える全ての人、そして医療従事者の方にエールを送るために、人々の心の中にある「ふるさとの森」を小原流の伝統的な表現の一つである「写景盛花自然本位」を用いて作り出しました。
花材はヤマザクラやカラマツ、水芭蕉が用いられ、離れた故郷への望郷の念や、どこか懐かしい風景を思い起こさせるものとなりました。
16日の11時~15時には小原流研究院教授菊池瑞月、同助教授米山美砂子をはじめとするメンバーにより、公開制作が実施され、東京駅を利用する多くの方が足を止め、巨大ないけばな作品が完成していく様子をご覧になっていました。
◆実施期間 2021年4月16日(金)から4月19日(月)
◆実施場所 JR東京駅構内SQUARE ZERO
後援:農林水産省
特別協賛:株式会社JR東日本クロスステーション
協賛:日本マイクロソフト株式会社、ユニアデックス株式会社、日清食品ホールディングス株式会社、
花茂本店株式会社、株式会社ワンゴジュウゴ、コクヨ株式会社、株式会社竹中工務店、
横浜グランアズーリデンタルクリニック、福田税理士事務所
◆ご来場人数 約2,000名(4日間)
以下は会場で配布されたパンフレットに記載されていた作品の紹介文です。
「ふるさとの森」
新しい出発の季節に、東京駅をご利用の皆さまに向けてエールを送ります。
溢れる希望と少しの心細さを前にしたとき、ふと思い出されるのは懐かしい景色です。
深山幽谷に少し遅い春が訪れると、木々は深い眠りから覚めて芽を膨らませ、山桜は山肌をピンク色に染めていきます。
足元を見ると、雪解けの湿原には水芭蕉が、陽射しを受けてキラキラ輝いて咲いています。
渓流の水や水面を吹き抜ける風には、まだ冬の冷たさが残りますが、草木は迸る生命力で春を謳歌しています。
そんな一瞬を切り取った作品をいけました。
誰もが持つ心の中の原風景、"ふるさとの森" を感じていただければ幸いです。
自然を水盤の中で小宇宙的に表現する小原流の写景自然は、日本在来の花材を使って季節の景観を表現する小原流のいけ方の一つです。
山野に自生している植物を自然のありのままの姿でいけることが特徴ですが、具体的な場所を写し取るのではなく心象風景を描きだす必要があるとされています。
主役は、花材ではなく風と水であり、自然の景観の中を風が吹き抜ける一瞬を切り取るようにしていけていきます。
枯れた葉や花も花材として利用したり、枝として使用していない紅葉を水に浮かべて、上流から落ち葉が流れてきている様子を表すなどストーリー性も魅力の一つです。
いけ方に決まりはありませんが、植生に関する知識も必要とされます。
小原流内、流外を問わず高い人気がありますが、同時に上級者であっても難易度の高い表現です。
旅立ちの季節に新しい出発を迎える全ての人、そして医療従事者の方にエールを送るために、人々の心の中にある「ふるさとの森」を小原流の伝統的な表現の一つである「写景盛花自然本位」を用いて作り出しました。
花材はヤマザクラやカラマツ、水芭蕉が用いられ、離れた故郷への望郷の念や、どこか懐かしい風景を思い起こさせるものとなりました。
16日の11時~15時には小原流研究院教授菊池瑞月、同助教授米山美砂子をはじめとするメンバーにより、公開制作が実施され、東京駅を利用する多くの方が足を止め、巨大ないけばな作品が完成していく様子をご覧になっていました。
◆実施期間 2021年4月16日(金)から4月19日(月)
◆実施場所 JR東京駅構内SQUARE ZERO
後援:農林水産省
特別協賛:株式会社JR東日本クロスステーション
協賛:日本マイクロソフト株式会社、ユニアデックス株式会社、日清食品ホールディングス株式会社、
花茂本店株式会社、株式会社ワンゴジュウゴ、コクヨ株式会社、株式会社竹中工務店、
横浜グランアズーリデンタルクリニック、福田税理士事務所
◆ご来場人数 約2,000名(4日間)
以下は会場で配布されたパンフレットに記載されていた作品の紹介文です。
「ふるさとの森」
新しい出発の季節に、東京駅をご利用の皆さまに向けてエールを送ります。
溢れる希望と少しの心細さを前にしたとき、ふと思い出されるのは懐かしい景色です。
深山幽谷に少し遅い春が訪れると、木々は深い眠りから覚めて芽を膨らませ、山桜は山肌をピンク色に染めていきます。
足元を見ると、雪解けの湿原には水芭蕉が、陽射しを受けてキラキラ輝いて咲いています。
渓流の水や水面を吹き抜ける風には、まだ冬の冷たさが残りますが、草木は迸る生命力で春を謳歌しています。
そんな一瞬を切り取った作品をいけました。
誰もが持つ心の中の原風景、"ふるさとの森" を感じていただければ幸いです。
自然を水盤の中で小宇宙的に表現する小原流の写景自然は、日本在来の花材を使って季節の景観を表現する小原流のいけ方の一つです。
山野に自生している植物を自然のありのままの姿でいけることが特徴ですが、具体的な場所を写し取るのではなく心象風景を描きだす必要があるとされています。
主役は、花材ではなく風と水であり、自然の景観の中を風が吹き抜ける一瞬を切り取るようにしていけていきます。
枯れた葉や花も花材として利用したり、枝として使用していない紅葉を水に浮かべて、上流から落ち葉が流れてきている様子を表すなどストーリー性も魅力の一つです。
いけ方に決まりはありませんが、植生に関する知識も必要とされます。
小原流内、流外を問わず高い人気がありますが、同時に上級者であっても難易度の高い表現です。