東京青山家元教場 12月6日(水)7日(木)の指導の様子をお届けいたします

開催場所 東京青山 小原流会館
(〒107-0062 東京都港区南青山5丁目7−17)
開催期間 2023.11.01 ~ 2023.11.02

東京青山小原流会館家元教場 指導の様子をお届け!

毎月第一水曜日と木曜日、第三水曜日と木曜日に青山 小原流会館にて開講している「家元教場」。
「家元教場」では毎回、家元や担当指導者によるデモンストレーションや効果的な指導方法などを全体に向けて説明しています。
デモンストレーションでは家元教場で事前予約をお受けしている「季節の花材テーマ」に沿った花材を使用しています。

12月6日・7日の「季節の花材テーマ」は「水仙」でした。

12月6日(水)

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川上裕之先生による水仙の葉の扱いのご説明

水曜日の指導は小原流研究院教授の川上裕之先生と同助教授の白戸加奈子先生が務めています。 初日のデモンストレーションは「水仙の写景盛花様式本位」。 毎年この季節になるとなからずお稽古する花材の一つではないでしょうか。 小さくて可憐な花と香りを持つ水仙は飾ると空間が明るくなる花材ですが、その葉の扱いは至難の業。 写景盛花様式本位で扱う際はすこしズレてしまうだけでとても残念な気持ちになります。 葉の扱いについて細やかな説明をしながら川上先生にデモンストレーションしていただきました。 「先生の手元を見るのが一番勉強になる」との声も聞こえてきました。

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写景盛花様式本位 水仙

12月7日(木)

木曜日の指導を担当するのは小原流研究院教授の工藤亜美先生、同教授の菊池瑞月先生です。12月7日は家元の指導日でもありました。
今回は家元に「水仙の琳派調いけばな」を全体指導いただきました。
写景盛花様式本位では細やかな葉組の約束ごとに沿っていける水仙。琳派調いけばなでは、「自然組」と呼ばれる挿法で葉を扱います。
「自然」となのある通りそのままいける...わけではなく、琳派絵画に描かれるようにたおやかな葉の扱いをするためには、やはりテクニックが必要となります。
一旦座っていけてから、実作を見て解説をしていだきました。

この日は家元指導日ということもあり、急遽来校できることになった方が花材を持ち込んで当日参加してくださりました。 「季節の花材テーマ」は花の発注の必要から締切日がございますが、花材の持ち込みであれば前日予約でも参加いただけます。
また全体への説明は時間に決まりがございますが家元教場はフリータイム制です。午後に来校した方にも、途中参加された方にも、何度でもご説明いたしますのでご安心ください。

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家元に直接ご指導いただけます!

1月10日、11日が家元教場の新年初稽古日となります。
「季節の花材テーマ」には新春に相応しく「梅」を用意しています。締切は12月25日(月)までとなりますので、ご興味のある方はぜひご参加ください!
皆さまのご来校を心よりお待ちしております。

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