第2回役員研修会を開催しました!

開催場所 東京・小原流会館
開催期間 2023.07.14 ~ 2023.07.15
7/14・15の2日間、東京・小原流会館にて「第2回役員研修会」を開催しました。
今回の参加者数はなんと102名!夏の暑さに負けない”熱さ”で盛り上がりました。
メインテーマを「支部研究会のヒント」として、「採点の無い」「グループ形式」で開催した第2回役員研修会の様子をレポートします。

1時間目 器の自由を学ぶ

IMG_5068.jpg

1時間目は蓮の自由花です。
様々な種類から好きな花器を選び、お花屋さんのように並んだ中から蓮に合う花をフリーチョイスしました。
花材の選択について家元から「令和の取り合わせに挑戦してみましょう」というお言葉が参加者の心に残ったようで、花器と花材の新たな出会いを楽しみながら選ぶ様子が見られました。
かたむけるかたちや花奏や自由表現など、花器も花材も組み合わせも自由だからこそ、様々な作品が並びました。花器は、投げ入れ花器やポエムなど普段使用するものから、ボヘミアンや作家物の器、籠など様々な種類がありました。
IMG_6372.jpg

2時間目 いけばな花材を守るプロジェクトの取り入れ方を学ぶ

IMG_5087.jpg
ーケティング課が提案する、座学などをプラスして支部研究会を活性化させる取り組み「支部コンテンツ」を体験。
研究院教授 工藤亜美先生から資料を用いた座学「水ものについて」を学びました。
充実した講義を通して水ものの知識を得たあとは、早速実践です。
班の中で燕子花を夏の挿法と秋の挿法に分かれていけこみました。
お稽古では使用することが少ない秋の燕子花ですが、参加者からはいけてみたかったので嬉しいという声が多く上がりました。いけばな花材プロジェクトで秋の燕子花の使用を推奨していますので、ぜひ支部勉強会などに取り入れてみてはいかがでしょうか。
IMG_5101.jpg

3時間目 取り合わせの自由を学ぶ

1時間目と2時間目で使用した水ものの花材に、フリーチョイスで新たな花材をプラスして写景盛花自然本位をいけました。

各班ごとにテーマ設定があり、指導者がくじを引くと垂れ幕で内容が発表されるというサプライズもあり、大いに盛り上がりました。
IMG_5116.jpg

4時間目 いけかえのアイディアを学ぶ

研究院副院長 金森厚至先生より「山ものについて」の講義があり、小原流の山ものと主に夏はぜの知識を深めてから、立ち透かし籠でいけた花材を併用して水盤にいけかえをしました。
水盤では班の中で夏はぜを近景と中景に分かれていけ、代替花材として姫百合の他に小鬼百合と唐糸草を、中景では日蔭と山シダを使用しました。

IMG_5120.jpg

5時間目 花材との出会いー檜扇を用いた琳派調いけばなー

IMG_5222.jpg

研修会当日は祇園祭の宵山の当日だったこともあり、関西ではこの頃によくいけられる檜扇を用いて琳派調いけばなをいけました。
檜扇は花が長く持たず、地域によってはいける機会が少ない花材です。初めて扱う参加者も多く、菊池先生からポイントの説明がありいけこみをしました。
IMG_5239.jpg
参加者の皆さんがお花に真摯に取り組む姿勢や、純粋に楽しむ様子が見られ閉会式では大きな拍手が巻き起こりました。今回ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
次回は11月です。次回も充実した内容をご用意してお待ちしております。ご期待ください!
シェアする