東京青山家元教場 6月の指導の様子をお届けいたします

開催場所 |
東京青山 小原流会館
(〒107-0062 東京都港区南青山5丁目7−17) |
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開催期間 | 2024.06.04 ~ 2024.06.20 |
23年の役員研修でご好評いただき、24年3月号の小原流挿花誌でも特集された「中間枝の自由」。
色彩盛花、特に色彩盛花様式本意の中間枝の花材に決まりはありません。しかしあえて「自由である」ことを強調しているのは、中間枝の選びが「不自由である」かのように思えるからです。
例えば谷渡りや玉シダの様式には、バラやカーネーション、小菊やマーガレットが定番ではないでしょうか。
自身で取り合わせて、失敗も含めて楽しんでいただきたい! ということで6月の家元教場では、「色彩盛花様式本意の取り合わせについて学ぶ」をテーマにいたしました。
前半のお稽古では「谷渡り」を、後半のお稽古では「アガパンサス」主材に、配材は当日、フリーチョイスで選んでいただきました。
今回の家元教場レポートではその作例を一部ご紹介いたします!
また季節の写景盛花様式本位として、「夏の多種挿し」、「夏の三種挿し」も取り上げました。
夏の多種挿しに使用される笹百合は生産が非常に難しく、市場にあるときにしか使用ができません。
今回の授業では代替として竹島百合を利用いたしました。
車葉と呼ばれる葉が特徴の竹島百合。 あまり整理しないことがポイントと、お稽古の中で注意がありました。
夏の多種挿しは全体のバランスを見て収まりの良い場所を見つけるのが難しいですが、先生のデモンストレーション、そしてお手直しで分かりやすくご説明いただけました。