家元が大正大学にて「日本の伝統美」の公開授業を行いました。

開催場所 大正大学
開催期間 2023.12.22
家元が客員教授を務める大正大学にて、「日本の伝統美」の公開授業を行いました。
家元は大正大学仏教学科国際教養コースの「日本の伝統美A」の授業を監修し、研究院講師の加々美萌乃先生が代理指導を行っています。
そして例年、最後の講座は家元が直接学生に指導しています。
また今年も履修生以外の一般参加を募り、総勢23名の学生にご参加いただきました。
今回の授業は履修生からの希望と大正大学さまの御好意により、通常より広い「礼拝ホール」にて開催いたしました。
公開授業では「お正月といけばな」を軸に日本の年中行事や植生に関する講義とお正月のいけばなの実技を行いました。
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資料を用いた講義に加えて、家元の知識や経験談など幅広く伝えられ、盛りだくさんの内容となりました。
受講した学生からは「時間があっという間に過ぎてしまいました。」という感想を頂戴しました。
実技では講義で触れた「松」を使用したお正月のいけばなに挑戦していただきました。
お正月に松を立てる意味に触れ、そして小原流の基本表現に基づきつつ「かたちに沿っていけるのではなく、飾りたいところを想像していける」いけばなの楽しみ方の説明がりました。
最後に水引きを掛けて、年神様をお迎えするにふさわしい作品を仕上げていただきました。
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講義の最後に「花は自分を写す鏡、花をいける気持ちの豊かさや美しいと思う感性を大切にする」という言葉が家元から学生へ伝えられました。
大学ではたくさんある中のひとつの講座に過ぎないかもしれません
いけばなを通して自然と出会い、人と出会い、これからの日常に新しい発見がありますように、と願っております。
最後に、このたびは礼拝ホールの使用をご快諾いただきました大正大学の皆様に心より感謝申し上げます。
大正大学HPにも公開授業の様子を紹介していただいております。
ぜひご覧ください。
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