『ホテル雅叙園東京』に正月花の挿花を行いました

東京・目黒区にあるホテル雅叙園東京に正月花の挿花を実施いたしました。

2025年のホテルのお正月テーマは「竜宮城」。かつて雅叙園ホテルが「昭和の竜宮城」と呼ばれたことに因んだテーマです。

このテーマを受けて小原流はホテル二階の会場に非日常を感じていただくことが出来るような空間の演出を行いました。

最初に目を惹くのは大きな木から下がるリズミカルに加工された水引です。水引は下に設置された大きな水盤に注ぐ滝のようにも見えます。

水盤の中には色とりどりの花々が風に吹き寄せられたように島を作っており、非常に華やかで幻想的な空間になっています。

また、会場の奥には御所車に大王松や南天などのお正月を寿ぐ花材をいけたフォトブースを制作しました。

多くのお客様がこれらの作品の前で家族写真を撮ったり、水盤を覗き込んで歓声をあげられていました。

会場の中では各種ワークショップも行われ、小原流のコーナーでは2日間で150名以上の方がいけばな体験を楽しまれました。

御家族連れで楽しまれた方々が同じ花材でも全然違う作品になることに驚かれていたり、初めていけばなに触れたという方が講師のアドバイスを受けながら試行錯誤してお正月花を完成されていたのが印象的でした。

もっと本格的にいけばなをやりたい！という方から教室を紹介してほしいというお声がけや、インバウンド向けのイベントを担当してほしいというお話も頂戴し、担当したスタッフにとっても印象深い2日間となりました。