2024年 第3回・第4回役員研修会を開催しました!

開催場所 東京・小原流会館
開催期間 2024.10.12 ~ 2024.10.13

2024年の役員研修会のテーマは「シカクいあたまをマルくするー新発見!いけばなの楽しみ方ー」。

第3回・第4回(同内容)の研修が東京・小原流会館にておこなわれ、のべ34支部・計89名の方がご参加くださいました。

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●1時間目「秋の草花の籠いけ」

1時間目は、上級向けと思われがちな籠いけをもっと気軽に楽しんでいただきたいと、籠ならではの挿法や取り合わせの工夫を紹介しました。

まずはこの時間にどんな花材が登場するのかを班で予想する「花材あてクイズ」から始まりです。なかなか難問だったため各日とも正解の花材を当てられたのは1~2班でしたが、正解した班には素敵なプレゼントが贈られました。

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その後、籠の種類やしつらえの方法等について家元からレクチャーがあり、知識を身につけてからいけこみへ。実際にさまざまな籠を見ることによって理解が深まりました。

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今回の花材はこれまであまり籠いけに用いられていなかった珍しい取合せでしたが、盛花多種挿しのように籠いけを楽しめたと好評でした。

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●2時間目「挿法の転化を学ぶ ー対岸の写景をいけるー」

対岸の風景といえば「秋の散り紅葉」が思い浮かびますが、今回は花材の自由度が高いことから、写景盛花様式本位の挿法を転化した写景盛花自然本位として取り組みました。様式本位と自然本位の双方の学びが深まる時間となりました。

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様々な種類の器から好きなものを選んでいけることができるのも役員研修会の楽しみのひとつです。

作家ものの器や猫脚水盤ともマッチしていました。

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●3時間目「写景盛花自然本位を考える-秋から冬の風景をいける-」

写景盛花自然本位の取合せや表現の可能性を探ろうと、通常あまり使用しない乾燥素材を使って秋から冬の風景に取り組みました。レースファーン(晒しシダ)で風を表現したり、晒しバナナスティックをしゃれ木のように扱って遠望感を出したりと、さまざまな風景が見事に表現されました。

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今回の役員研修会には、9月に熊本で開催された地区別教授者研究会で総合優秀賞を獲得された方が出席されていました。当日お渡しできなかった賞状をこの日家元から授与していただきました。おめでとうございました!

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今回のお土産用お菓子は花型図がプリントされたクッキーでした。大好評につきおかげさまで全て完売しました。たくさんのご購入を頂き、ありがとうございました。

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次回は11月に大阪で開催された「第5回役員研修会」レポートをお届けいたします。

どうぞお楽しみに!

担当:マーケティング課

TEL:06-6245-0850

Email: [email protected]

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