メールマガジンの発行に寄せて
未知のウイルスとの戦いが思いもかけず2年を越える長きに渡ることになりました。 家族や友人ともなかなか会えず、寂しく心細い想いをされた方も多いことと思います。 あと少し、あと少し、という言葉をこれほどまでに自分に言い聞かせたことはなかったかもしれません。
そんな中でも季節は巡り、草花は変わらぬ癒しや喜びを届けてくれます。 厳しい季節を越えて花を咲かせる自然の強さや優しさは、私たちが学ばなければならないことのように感じています。
伝統文化は今、大きな変革の時代を迎えています。小原流も例外ではありません。 お正月の挨拶でも述べたように、小原流はこれからいけばなを国境や性別、年代を越えて楽しめるものにしていくことをVisionとして掲げました。 その実現に向けて会員の皆様と一緒に小原流の未来を考えていきたいと思っております。
小原流に関わる全ての人々に、驚きや新しい発見を提供し続けるように。このメールマガジンが小原流と会員の皆さまを「結ぶ」架け橋になればと祈っています。
小原宏貴
関連記事
日本×バチカン市国国交80周年
記念イベント準備開始
6月に行われる日本とバチカン市国国交80周年記念イベントに家元の参加が決定し、現在準備を進めています。 作品のテーマは「結ぶ」です。作品には会員の皆さまに寄贈いただいた帯を使用いたします。
詳しくはこちらから。