メールマガジンの発行に寄せて

未知のウイルスとの戦いが思いもかけず2年を越える長きに渡ることになりました。 家族や友人ともなかなか会えず、寂しく心細い想いをされた方も多いことと思います。 あと少し、あと少し、という言葉をこれほどまでに自分に言い聞かせたことはなかったかもしれません。

そんな中でも季節は巡り、草花は変わらぬ癒しや喜びを届けてくれます。 厳しい季節を越えて花を咲かせる自然の強さや優しさは、私たちが学ばなければならないことのように感じています。

伝統文化は今、大きな変革の時代を迎えています。小原流も例外ではありません。 お正月の挨拶でも述べたように、小原流はこれからいけばなを国境や性別、年代を越えて楽しめるものにしていくことをVisionとして掲げました。 その実現に向けて会員の皆様と一緒に小原流の未来を考えていきたいと思っております。

小原流に関わる全ての人々に、驚きや新しい発見を提供し続けるように。このメールマガジンが小原流と会員の皆さまを「結ぶ」架け橋になればと祈っています。

小原宏貴

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