2024年 第1回役員研修会を開催しました!

開催場所 | 東京・小原流会館 |
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開催期間 | 2024.05.18 ~ 2024.05.19 |
2024年の役員研修会のテーマは「シカクいあたまをマルくするー新発見!いけばなの楽しみ方ー」。
今年初となる第1回目の研修が東京・小原流会館にておこなわれ、28支部50名の方がご参加くださいました。
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●1時間目「器の自由を学ぶ」
1時間目は紫陽花の自由花。花材は全員同じ「紫陽花と太藺」で、器を選択することができました。取合せは一種類でも答えは無限。まさにいけばなの醍醐味です。普段お目にかかれないような貴重な器でいけることができるのも役員研修会ならでは。完成した作品にはそれぞれに個性があふれます。
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●2時間目「取合せの極意を学ぶ」
2時間目はいろいろなアリウムを使って多種挿しに挑戦。まず副院長・鈴木査智子先生の「多種挿しのおしゃれな取合せ」についてのお話を聴いて知識をインプット。お次は実践です。主材・サブ・葉もの・小花の中から1種ずつ選んでいけていきます。かわいい猫あし花器なども登場し、世界でひとつだけのオリジナル多種挿しが完成しました。
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●3時間目「写景盛花自然本位を考える」
タイトル通り、考えなければいけられない(!) 草花メインの写景自然に取り組みました。本来の考え方に立ち戻り、骨格はあるが型があるわけではない、つまり目の前の主材(今回がしゃが)にどう取り組むか?を学ぶ1時間でした。
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●4時間目「燕子花・花菖蒲であそぶ」
燕子花/花菖蒲を立ち透かし籠にいけたあと、写景盛花様式本位にいけかえるという「少し花材をプラスすれば2作学べる」アイディア。教授の横東先生の「様式だってシカクだけじゃない、マルもあっていいんだよ」というお話に全員が目からウロコの学びがありました。
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●5時間目「琳派調いけばなーアヤメ科大戦争ー」
ジャーマンアイリス・花菖蒲・燕子花など、さまざまなアヤメ科の花材を使って琳派調いけばなをいけました。さらにはいけるだけに留まらず、なんと1人ずつの作品を班全体でまとめて1つの大作にしたのち、各班に配布された絵画との構成も考えるといった壮大なテーマが!
まさにアヤメ科大戦争!
個々の作品をまとめたときのレイアウトや、絵という背景や構図との工夫の方法を学び、班のメンバーが一体となったとても充実した時間でした。








●番外編● 支部長セッション
今年からはじまった支部長セッション。20名が参加しました。
鈴木査智子先生にご指導いただき、方寸花器に写景自然をいけました。いけこみの後は支部長同士で情報交換。充実したひとときでした。
余談ですが、この素敵な眺めのお部屋は小原流会館10階にある会議室。なんとドラマの撮影に使われることもあるそうです。



